【投稿者：ひかり（仮名）／30代・女性・長野県】
私の心はまだあの裏切りの瞬間に囚われたままです。リビングであの人のメッセージを見たあの日、全てが崩れ落ちる音が聞こえました。「愛してたよ。でも、他に好きな人ができた。」たったそれだけでしたが、私にとってそれは世界の終わりを告げる宣告でした。
あの人とは高校時代の同級生で、卒業してからずっと一緒にいました。思い出の場所、楽しかった日々、全て彼と共有していたものです。そのため、私たちの関係が彼にとっ
[member]ては一時的なものに過ぎなかったと知った時、私の心は悲しみと混乱でいっぱいになりました。
裏切りのキス。それは私たちの関係に終止符を打ちました。私が知らない間に、彼は別の女性と関係を築いていました。彼が選んだのは私ではなく、その女性。私はその事実を受け入れることができませんでした。彼が交わした甘い言葉も、想い出の場所もすべてが嘘のように感じました。
何がいけなかったのか、問いただしたいけれど、答えはありません。ただひたすらに心が痛みます。日々の生活も手につかず、無意識のうちに涙が頬を伝っています。どうしてあんなにも深く信じてしまったのか、自分の愚かさを責めることしかできません。
周囲の友人たちは「きっともっといい人がいる」と慰めてくれます。でも、私にはそれが慰めにならない。あの人以上に心を掴む誰かがいるとは到底思えないのです。心は空っぽになり、何も感じられなくなってしまいました。
食事も喉を通らず、夜も眠れない日々が続きました。無理にでも元気を出さなければと思うものの、一歩も進めません。毎朝、彼のいないことを確認するたびに、胸が鋭く痛むのです。
もしも、もう一度、彼に好きだと言われたら、顔を見たら、私はきっと期待してしまう。でも、それは叶わぬ夢であり、私はその現実に苦しまなくてはならないのでしょう。
この体験から学べることがあるのでしょうか。誰かを信じることが怖くなってしまいました。誰も信じられない、触れられない。この心の傷は深く、簡単には癒えません。隣に誰かがいるべき時に、私は一人で立ち尽くすことしかできません。
再生の道を歩むべきだと頭では理解できますが、心がその現実を受け入れられません。今はただ、この何も手につかない状況をただ悲しんでいます。小姐貴様なのならと同情されることもありますが、それ以上でもそれ以下でもないのです。
悲しみの中に埋もれ、孤独に耐えるしかありません。不安定な日々は続き、心のどこかで彼の幸せを願うことすらできない自分に嫌悪感を抱きながら、ただただ時間が過ぎ去るのを待つのです。[/member]
