【投稿者:ユキト(仮名)/40代・女性・長野県】
私は、心から笑えない“笑顔の仮面”を絶えず着けなければならない職場で働いています。そして、その仮面の重さに押し潰されそうになった経験があります。それは、悲しみと苦痛の底なし沼に沈み込んでいくような日々でした。
私が勤めていたのは、ごく一般的なオフィスでした。社内は一見、和やかで活気があるように見えました。でもそれは、実は皆が作り上げた幻想でした。上司たちは、社員の士気を保つために「明るい職場」を
[member]心がけていましたが、その実、社員の本音を封じ込めていることが多かったのです。私はいつもニコニコしていることを求められ、笑顔を見せないと「元気がないね」「何か悩みでもあるの?」と詮索されることが常でした。
ある日、私は心が折れそうな出来事に直面しました。その日は特に業務量が多く、自分の限界を超えて働かざるを得ませんでした。それなのに、上司からは「もっとできるでしょ?それくらいのことで弱音を吐くのはおかしい」と叱責されました。心にゆとりがなくなっていた私は、必死に笑顔の仮面をつけ続けるしかありませんでした。
しかし、その日は特に辛かったんです。家に帰ったとたん、私は崩れるようにして泣きました。声を押し殺して誰にも聞かれないように、ただ泣きました。どうしてこんなにも苦しいのか、誰にもわかってもらえないことが、何よりも悲しかった。自分が何のために笑顔を作って必死に働いているのかがどんどん分からなくなっていきました。
私は心の中で叫びたいのです。「どうしてこんなに頑張っているのに、理解してもらえないの?」と。でも、そんなことを言える雰囲気ではありませんでした。職場の誰もが、心のどこかで自分のことしか考えていないのだと思うと、さらに孤独を感じました。私はいつも一人でした。誰にも共感されない、誰にも助けてもらえないと感じ続ける日々が、どれほど辛かったか。
日々を乗り越えるために、私は毎朝“笑顔”を作る練習をしていました。それは偽りの笑顔で、心の中は泣いているんですよ。そんな自分が嫌でたまりませんでした。でも、しかたないから、やるしかないから。これが今の私の現実です。
この状況から抜け出せないんじゃないかという不安が、心の奥底でずっと燻っていました。頑張り続けても、周りには一向に変化が訪れない。私がいくら笑顔を作っても、それを見て誰かが安心しているかもしれないのが、逆に罪悪感さえ覚えます。私の心の傷口から流れ出る心の叫び声は、誰にも聞かれることなく、ただ静かに響いているのです。
笑顔の仮面を脱ぎたい、でも脱げない。心の奥底で泣いている自分に誰か気づいて、と願うけれど、この職場には希望の光は見えない。これが私の現状で、いつになったらこの悪夢から覚めることができるんだろう。毎日が、ただただ耐えるしかない日々。それが私の悲惨な現実です。[/member]