【投稿者:ユキノ(仮名)/40代・女性・沖縄県】
私は、人生の中でこんなにも深い悲しみを味わったことはありません。数年前、信じて疑わなかった親友に裏切られた経験です。その時の衝撃と悲しみは、今でも鮮明に心に刻まれています。
高校時代からの付き合いだった親友のA子と私は、何でも話せる間柄でした。まるで姉妹のように育ち、どんな困難も一緒に乗り越えてきました。信じられないかもしれませんが、社会人になってからも変わらず、私たちは一緒に旅行に行ったり、休
[member]日を共有したりしていました。お互いの秘密を知り尽くしているとさえ思っていました。
しかし、それは私の思い込みに過ぎませんでした。ある日、A子から突然連絡がありました。「大事な話があるから、今すぐ会いたい」と言われ、私はすぐに彼女の家に向かいました。彼女の目に浮かべた涙が、ただならぬ事態を予感させました。
彼女は声を震わせながら打ち明けました。「あなたの彼氏のBさんと、実は関係を持っていた」と。その瞬間、頭が真っ白になりました。今まで築いてきた2つの大切な絆が、一瞬で壊れてしまったのです。まるで床が崩れ落ちるような、そんな感覚に襲われました。心の中で何度も「嘘であってほしい」と叫びましたが、彼女の表情がそれを許しませんでした。
何度問いただしても、彼女の言葉は変わりませんでした。彼らは私を裏切りながら、私に何事もないかのように振る舞い続けたのです。心の底から信じていた2人からの裏切りは、言葉で言い表せないほどの悲しみを私に与えました。
「どうして?」という問いが何度も頭をよぎりました。彼女にとって私は何だったのでしょうか。友達としての私は、あの二人にとってなんだったのか。それが不思議でなりませんでした。問い続けることにも限界があり、溢れる涙が答えを諦めさせました。
事実を受け入れきれないまま日々を過ごす中で、彼女と、そしてBさんとの思い出が次々と脳裏に浮かんできました。幸せだった瞬間も、涙を流しながら語り合った夜も、すべてが虚しく感じられました。私はどうしてこうなるまで気づかなかったのだろう、もっと早く何か手を打てたのではないかと自分を責める日々が続きました。
惨めで孤独な毎日でした。毎日が灰色で、以前のような笑顔なんてどこにも見当たりませんでした。彼女の突然の告白から、私自身も誰を信じたらいいのか分からなくなりました。友達との会話も楽しめません。愛して止まないはずだった相手のことも、もはやどうでもよくなってしまいました。
結局、彼とは別れることになり、A子とも絶縁。それが当然の結末でした。それからというもの、親友がいたはずの場所には、ぽっかりと大きな空白ができました。この空白は私の一部となり、まだ埋まる気配はありません。その後、私の心の奥底には「誰も信じてはいけない」という黒い影だけが居座り続けています。
こんなにも裏切りが悲しい理由は、信じていたからこそ傷つくということなのでしょう。大切な人に裏切られることのない未来が来ることを切に願っています。♀♀♀[/member]