【投稿者：ユキヒロ（仮名）／30代・女性・愛媛県】
もちろん、以下の体験談を書きますね。
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彼の優しい微笑みや温かな声が、まるで包み込むように私を安心させてくれていた。それがただの錯覚だったとは、後になって初めて気づくことになるなんて。信頼していた愛する人に裏切られる痛みは、言葉で表現しきれないほどの苦しみと絶望をもたらした。
それは三年前のある日のことだった。私たちは一緒に住んで3年目を迎え、お互いの存在が当たり前になりつつあった。私
[member]は幸せだった。彼のために料理を作り、一緒にダラダラと映画を観る、そんな些細な日常が愛おしかった。心のどこかで一生このままでいられると思っていたのだ。
しかしその日は、すべてを覆すきっかけとなった。私は彼のために特別なディナーを用意して待っていた。なかなか帰ってこない彼に電話をかけると「残業だから遅くなる」と無機質な答えが。仕方なく一人でワインを飲み、酔いが回ってふと机の上に開いた彼のパソコンに目が止まった。そして、知らないうちに彼のメールを覗いてしまった私。
その瞬間、私の世界は崩れ去った。画面に表示された数々のメッセージはまさに地獄からの手紙。彼と彼女が親密に交わした言葉が、まるでナイフのように私の心に突き刺さる。愛していると言ってくれた彼の言葉が空しく響き、涙が止まらなかった。
彼が帰ってきたとき、私の混乱と裏切りの感情は頂点に達していた。「どうして？」その言葉しか出てこなかった。彼は言い訳をすることも、謝ることもなく静かに私を見つめて、ただ一言「ごめん」とだけ呟いた。心から彼を愛していたからこそ、その無造作な謝罪が一層虚しく響いた。
それからの日々、私は傷を自分なりにいやそうとした。しかし、彼と共有したたくさんの思い出があちこちに存在し、どんなに消そうとしても消えることはなかった。そして、ひとつひとつの記憶が私を痛めつけた。この愛の欠片を手放すことができずに、ただただ悲しみの中で過ごすしかなかった。
彼との関係が壊れて初めて、私はどれほど彼に依存していたのかを知った。愛の形はいろいろあると言うけれど、こんなにも惨めで報われないものだとしたら、それは本当に愛と呼べるのだろうか。彼との未来を夢見ていた私の心は、居場所を失って宙ぶらりんのまま。どんなに望んでも戻ることのない愛の日々が、今も私を揺さぶっている。
そして、時間が流れるたびに疑問が頭をよぎる。あの時の私は、何を信じていたのか。何を期待していたのか。今になって思えば、すべてを知ったあの日を境に私の人生は色を失った。再び希望を見出すことができない私の心は、まだ彼の影を追いかけている。
私がこの先どうすればいいのか、誰の声も届かない虚無感に包まれた日々をただ過ごしている。偽りの愛に囚われた心は、今もなおその呪縛から解放されることなく、孤独という名の深い闇の中を漂い続けている。[/member]
