「親友が裏切り、見えた本性の寒々しさ」

【投稿者:ユキト(仮名)/20代・女性・広島県】

私にとって彼女はいつも、言葉にするのが難しい特別な存在でした。高校生の頃からずっと私と一緒にいた彼女は、何でも話せる親友で、私の全てを知っている人でした。私たちはお互いの秘密を共有し、一緒に笑い、一緒に泣きました。だから、彼女が裏切るなんてことは、一生考えもしませんでした。

それは本当に信じられない出来事でした。ある日、私は彼女が私を裏切っていたことを知りました。初め、私はただ唖然としていました
[member]。そんなこと、映画やドラマでしか見たことがなかったからです。現実の自分の人生でそんなことが起きるなんて、思ってもみませんでした。

彼女は、私が彼女に打ち明けた悩みや不安を誰か別の人に話していました。その知られたくもなかった私の弱さが、知らないうちに周りに広まっていたのです。信じていた人に裏切られるという感覚は、まるで心の奥に鋭いようで鈍い刃を突き立てられるようなものでした。

「どうして?」と彼女に問いただしたとき、彼女は悔しそうではなく、むしろ開き直ったように見えました。それがさらに私を傷つけました。「あなたにはわからないわよ」と言われた瞬間、胸が押しつぶされるような思いでした。信頼を壊されたこと、そしてあの冷たい態度を見せられたことで、私の心は完全に壊れてしまったのです。

この出来事があった後、私の日常は一変しました。学校や職場で人の目を恐れるようになり、誰にも本音を話すことができなくなりました。元通りの生活を始めようと一歩を踏み出そうとするたびに、彼女の冷たい顔と思いがよみがえるのです。そのたびに、心の痛みがぶり返します。

今でも心のどこかで「どうしてあの時ああなってしまったのか」という問いがくすぶっています。彼女とは完全に縁を切り、今はもう会うことも連絡を取ることもありませんが、時折彼女のことを思い出しては胸が締め付けられる思いです。

誰にもこの寂しさと虚しさを理解してもらうことはできません。そして、あの時失った友情や信頼を取り戻すこともできません。この孤独感は、私がこれからもずっと抱え続けなければならない辛さなのだと痛感しています。

私のいまの心の状態をどう表現したら良いのかわかりません。ただ、まだこの先ずっと彼女のことを考えずにはいられないということだけは確かです。彼女に出会うまでは信じられなかったような裏切りを経験し、信頼の大切さ、そしてそれが失われた時の悲惨さを深く胸に刻む毎日です。誰かに話そうとしても、これまた新たな傷を負うのではという恐怖があり、結局一人で涙を流す夜が続くばかりです。それが今の私の現実です。[/member]

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次