「親友の裏切りで見えた、本当の人間関係の恐怖」

【投稿者:ゆきりん(仮名)/20代・女性・山梨県】

私はかつて、心から信じている親友がいました。大学時代に出会い、共に過ごす時間が増えるごとに、その友情は深まっていきました。彼女は私の全てを知っていて、私も彼女の全てを知っていると思っていました。でも、それはただの思い込みに過ぎなかったんです。

二人で旅行に行ったり、週末を一緒に過ごしたり、気になることがあればすぐに相談し合ったり、時には夜通し語り合ったりしていました。彼女の存在は私の心の支えで、
[member]何もかもを話せる貴重な存在でした。

でもある日、私は彼女に裏切られたと感じる出来事が起こりました。仕事のストレスで心が押しつぶされそうになっていた時、彼女に相談しようとしたんです。でも、彼女の反応はいつもと違いました。冷たい、まるで関心がないみたいでした。その時は、忙しいのかと思い、それ以上は追及しませんでした。

それからしばらくして、共通の友人が私にこう言いました。「あなたのことを彼女が悪く言っているのを聞いたんだよ。」最初は信じられず、何かの間違いだと思いました。だって、あんなに近かった彼女がそんなことをするとは思えなかったんです。

でも、だんだんと彼女の態度が変わっていくのが分かりました。そして、他の友人たちともなんとなく疎遠になっていって、気づけば私は孤立していました。周りの人々も、何か彼女の言葉を鵜吞みにしているようで、私自身の声は届かないまま。

泣きたくなりました。というか、実際に何度も泣きました。それでも、彼女に何度も話し合いたいと伝えました。でも、彼女は「忙しい」の一言で会うこともしてくれませんでした。あの優しい微笑みや、温かい言葉を掛け合った日々が嘘だったのかと、自分の人生の大部分が否定されたような感覚に陥りました。

一番親しいと思っていた人に裏切られたことで、私はこれまで築いてきた人間関係全般が不安定に感じられました。心を開くことがこれほど怖いものだと、初めて思い知りました。この不安と恐れは、今も私の心に根を下ろし続けています。

仲間がいない孤独感に押しつぶされそうです。この痛みと、失った友情の穴は、何をしても埋められないのだと悟りました。誰にも心を開けない絶望感と、再び裏切られるかもしれないという恐怖が、私の日常の一部になっています。

その時、私が信頼していたものがすべて崩れ去ったから、もう誰にも心からの信頼を送ることができないのです。私は今でも、その日々を振り返るたびに、どうしてこうなってしまったのかと自問自答します。そして、答えのない世界で、一人立ち止まり続けているのです。[/member]

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